認知度の低い看多機の課題について

「通所」「泊まり」「訪問介護」「訪問看護」といった異なるサービスを一本化した看護小規模多機能型居宅介護の悩みは、認知度の低さにあります。
事業所を構えても、利用者がいなければ意味がありません。
高齢者サービスを利用したいと考えている人にとって、デイサービスや訪問介護は聞いたことがあるものの、看多機といった聞きなれない単語だと、どんなサービスかわからないため、利用するのを躊躇う人も多いのです。
しかし、サービスを利用することがいかに高齢者や家族のメリットになるのかを知る機会があれば、多くの人が利用する可能性があります。

看多機がいかに利用者にとって便利なサービスなのか、そのメリットを知ってもらうにはチラシやネットでの宣伝活動が必要です。
新聞の折り込みチラシだの場合は地域に密着しているため、事業所を宣伝するには最適でしょう。また、情報が手元に残るため、印象にも残りやすいです。
そのほかに、インターネットを使いこなす高齢者も多いため、ネット広告を利用するという方法や、定期的に看多機に関する説明会を開くという方法もあります。
実際にどんなサービスを行っているのかを知ってもらうことによって、それまで看多機に興味を持っていなかった人にもアピールすることが可能です。
大切なことは、看多機が介護を必要とする高齢者と、その家族にとって大きなメリットになることを知ってもらうことです。
そのためには、認知度が上がるまで、さまざまな宣伝活動を行い続けることが必要になります。